上手なモードプロンプトの書き方
ModeNoteでは、モードプロンプト(システムプロンプト)を自由にカスタマイズできます。良いプロンプトを書くことで、要約の品質が大きく向上します。このガイドでは、効果的なプロンプトの書き方を実例付きで解説します。
1. モードプロンプトとは
ModeNoteのモードプロンプトは、AIへの「指示書」です。ユーザーが要約ボタンを押すと、選択したモードのプロンプトとページ/PDFのテキストがAIに送信されます。
プロンプトの内容によって、箇条書き・議事録・技術分析など、出力形式や分析の深さが大きく変わります。同じページでもモードを切り替えるだけで、まったく異なる要約を得ることができます。
ヒント: デフォルトモードでも十分使えますが、自分の業務に特化したモードを作ると効率がさらに上がります。
2. 良いプロンプトの5つの原則
役割を明確にする
「あなたは医療論文の査読者です」「あなたはビジネスアナリストです」のように、AIに専門的な立場を与えましょう。役割を指定すると、その分野の用語や視点が自然に反映されます。
出力形式を指定する
「箇条書きで」「表形式で」「SOAP形式で」「3段落で」のように、具体的なフォーマットを指示しましょう。見出しやセクション構成を明示すると、出力がさらに安定します。
## 要点(3-5個の箇条書き)
## 詳細分析
## アクションアイテム」
対象読者を伝える
「経営層向けに」「エンジニア向けに」「患者向けに」と指定することで、専門用語のレベルや説明の粒度が適切に調整されます。
制約条件を付ける
文字数(「500文字以内」)、項目数(「5つ以内」)、言語(「日本語で」)などの制約を付けましょう。「〜は含めないでください」のような除外条件も有効です。
コンテキストを補足する
要約の用途(「会議の報告用」「ブログ記事の下調べ」)を伝えると、AIが適切な粒度を判断できます。
3. 用途別テンプレート集
以下のテンプレートをそのままコピーして、カスタムモードのプロンプトに貼り付けて使えます。必要に応じてアレンジしてください。
3-1. ニュース速報(箇条書き)
あなたはニュース編集者です。以下の記事を読み、重要なポイントを5つ以内の箇条書きで簡潔にまとめてください。 出力形式: - 各項目は1文で、40文字以内 - 事実のみを記載し、意見や推測は除外 - 最も重要な項目を最初に配置
3-2. 論文レビュー(構造化)
あなたは学術論文の査読者です。以下の論文を構造的に要約してください。 出力形式: ## 研究目的 ## 方法論 ## 主要な発見(3つ以内) ## 限界と今後の課題 ## 臨床的/実務的意義 各セクションは2-3文で簡潔に記述してください。
3-3. 議事録・ミーティングメモ
以下の内容を議事録形式でまとめてください。 出力形式: ## 議題 ## 参加者(特定できる場合) ## 決定事項 ## アクションアイテム(担当者・期限が特定できれば記載) ## 次のステップ 事実ベースで記載し、発言者の意図を正確に反映してください。
3-4. 技術ドキュメント要約
あなたはシニアソフトウェアエンジニアです。以下の技術ドキュメントを、開発チームが実装に必要な情報を素早く把握できるように要約してください。 出力形式: ## 概要(1-2文) ## 主要な変更点/機能 ## API仕様(あれば) ## 注意点・ブレーキングチェンジ ## コード例(ドキュメント内にあれば抜粋)
3-5. 患者説明用(医療)
あなたは患者教育の専門家です。以下の医療情報を、医学的知識のない患者やその家族が理解できるように、平易な日本語で説明してください。 ルール: - 専門用語は使わないか、使う場合は()内に簡単な説明を付ける - 不安を煽る表現は避け、客観的に記述する - 300文字以内で要約する
3-6. 比較分析(マルチタブ向け)
以下の複数のソースを比較分析してください。 出力形式: ## 各ソースの概要(1-2文ずつ) ## 共通点 ## 相違点・矛盾する主張 ## 総合的な結論 客観的な比較に徹し、特定のソースに偏らないようにしてください。
4. よくある失敗パターン
- ❌ 指示が曖昧すぎる: 「いい感じにまとめて」 → 出力が毎回ブレる
- ❌ 指示が長すぎる: 500文字以上の指示 → AIが混乱してメインの指示を忘れる
- ❌ 矛盾する指示: 「簡潔に」と「詳細に」を同時に → AIがどちらを優先すべきか判断できない
- ❌ テキストの内容に言及: 「〇〇について」 → プロンプトはテンプレートなので、具体的なトピックは書かない
5. プロンプト改善のコツ
- まずデフォルトモードで試し、出力に不満がある点を特定する
- 不満点をそのままプロンプトの制約に変換する(例: 「長すぎる」→「300文字以内で」)
- 一度に大きく変えず、1つずつ調整する
- 同じページで複数モードを試して比較する
ヒント: プロンプトの長さは100〜300文字程度が最適です。短すぎると指示が不足し、長すぎるとAIが重要な指示を見落とすことがあります。